CentOS5.2上にXenで仮想化環境を構築した
ホストOSのCentOSのバージョン
[root]# cat /etc/redhat-release CentOS release 5.2 (Final)
事前準備
特に必要なし。
ホストOSのCentOSをインストールするときに『仮想化』を選択していたため、必要なパッケージは既にインストールされていた。
現在の状況確認
以下のコマンドで動作している仮想マシンを確認する。
[root]# xm list Name ID Mem(MiB) VCPUs State Time(s) Domain-0 0 7546 1 r----- 65.7
現在は『Domain-0』というホストOSのみが動作していることを確認する。
stateはドメインの稼働状況を以下の5つの項目で表す。
:r | running = 動作中
:b | blocked = ブロック中
:p | paused = 一時停止中
:s | shutdown = 停止
:c | crashed = クラッシュによる停止中
ゲストOSのインストール
以下のURLを参考にして、ゲストOSをインストールしました。
http://tomo.ac/goodstream/xen/centos5/index.html#%E3%82%B2%E3%82%B9%E3%83%88OS%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB
http://centossrv.com/xen.shtml
http://centossrv.com/xen-domu-centos5.shtml
[root]# virt-install --nographics 仮想マシンの名前は何ですか? 01_Hoge どれだけの RAM を割り当てますか (メガバイト単位で)? 128 エラー: インストールには現在 256 メガの RAM が必要です。 どれだけの RAM を割り当てますか (メガバイト単位で)? 256 What would you like to use as the disk (file path)? /var/lib/xen/images/01_Hoge.img どの位の大きさのディスク (/var/lib/xen/images/CentOS5.img) にしたいですか(ギガバイト単位で)? 5 インストール場所は何ですか? http://ftp.riken.jp/Linux/centos/5/os/i386/
あとは必要事項を入力していきます。
省略。
結構時間がかかります。
追記
インストールと環境構築 (2/3):実践! Xenで実現するサーバ統合(1) - @IT
オプションを色々と指定できるみたい。
インストールが終了したら
ホストOSの端末で以下のコマンドを実行
[root]# ln -s /etc/xen/01_Hoge /etc/xen/auto/01_Hoge
正直、何をやってるんだか分かってない。
追記
どうやら、ホストOSが起動したらゲストOSも自動で起動するのが目的らしい。
インストール後
[root]# xm list Name ID Mem(MiB) VCPUs State Time(s) 01_Hoge 21 255 1 -b---- 10.4 Domain-0 0 7546 1 r----- 67.7
インストールした01_HogeというゲストOSが起動していることを確認できます。
xmコマンドについて
Xen/Docs/ユーザーズマニュアル日本語版2.0 - Pocketstudio.jp Linux Wikiに全部書いてありますが、一応メモ。
create | 新規ドメインの作成 |
destory | ドメインを直ちに停止します |
list | 稼働中のドメイン一覧表示 |
shutdown | ドメインの停止 |
dmesg | Xen 起動時のメッセージ出力(Linux のものではない) |
console | 利用可能なコンソール一覧の表示 |
help | xm コマンドに関するヘルプ |
save | ドメインを一時停止し、情報をディスクへ待避 |
restore | ディスクへ待避させていたドメインを復帰 |
pause | ドメインの稼働を一時停止 |
unpause | ドメインの一時停止を解除 |
独学Linux : xmコマンドのオプション
@IT:仮想化技術の大本命「Xen」を使ってみよう 〜 Xen対応カスタムカーネル構築編 〜(3/3)
http://hilux.mydns.jp/blog/?p=171